承認欲求
ここ最近、昔のことをよく思い返しています。
入社したてのころのエネルギッシュな自分。
朝5時に起床し、ジョギング10km、筋トレしてシャワーを浴びて出社していました。
帰宅後は勉強し、早めに眠る。
4年くらい前の私です。
今は、出社直前に起床し、眠い目をこすりながら出社。帰宅後はだらだらテレビを見つつスマホをいじって夜更かし。
客観的にみると、入社当時の私のほうは、充実した日々を送っていそうに見えるし、現在の私は怠惰でだらしない日々を送っていそうに見えます。
しかし、私の感想は、「どちらもそんなに変わらない」です。
入社当時の私は、できるサラリーマンになるぞ、周りより早く出世するぞ、みたいなことを考え、自分を磨いていました。その心理の背後には、優越感を感じたい、自分は優秀だと認められたい、という承認欲求みたいなものがありました。それは、ミスできない、周りより良い成績をとらなければならない、努力をやめてはならない、という強迫観念に変わりました。常にこの強迫観念に追われているような、落ち着かない気持ちでした。
現在は、上のような承認欲求は弱くなりました。しかし、多少は残っています。そのため、怠惰な日々を送っていると、ふと、周りは努力しているんじゃないか、自分は置いて行かれるんじゃないか、という焦燥感にかられます。だからこそ、英語を勉強してみたり、筋トレを再開してみたり、いまだにしています。
こういった承認欲求とか、強迫観念から何かをやってみても、何も得られない気がします。それは、承認欲求にはキリがないから。テストで良い点とったり、筋トレしていい体になっても、周りには自分よりすごい人達がいっぱいいます。自分なりの目標を立ててがんばってみても、目標達成すれば次の目標立てて、その繰り返し。得られるのはつかの間の達成感と、次の目標を達成しなければ、という終わりのない強迫観念。そのうち疲れてやめてしまうだけです。
じゃあどうすればいいの、って思いますが、現時点での自分の答えは「何も考えずにやる」。これだけです。英語の勉強やってても、「周りより良い点とらないと」とか「これ勉強して将来何の役に立つんだろう」とか考えてしまいます。筋トレしてても「筋肉つけて意味あるんか」とか思います。そういう考えが頭に浮かんだとき、聞こえないふりをする。で、とりあえずやる。やってることに没頭できたとき、心地よさを感じます。