頑張ること、苦労することの必要性

 何となく今年度の手取り給料がどれくらいになるのか、ざっくりで計算してみた。驚くことに、日本で仕事をしていたころの2倍であった。こんなにもらえるのか~・・・

 仕事は確実に去年の方が忙しかった。今も、もちろん忙しい時は忙しいし、深夜まで仕事をすることもある。それでも今の方が楽だと思う。

 お金=一生懸命働いた対価、類まれな才能や運を持つものが得られるもの、という価値観が昔の自分にはあった。そして、才能や運を持たない自分は、必死で働かなければ大金を稼ぐことはできない、と思っていた。

 しかし、入社当初の一番必死に働いていたころは給料は少なかったし(私の入社した辺りから、新入社員の給料がガクッと下がった!)、私は諸事情により会社寮を早くに出たので、同期よりお金がたまりにくかった。

 この当時の私は、頑張らないと稼げないという価値観のもと、仕事を頑張っていた。しかし、毎日夜遅くまで残業し、上司に怒られ、寮は劣悪な環境で、、、頑張ろうにも頑張れなかった。辞めたいと思っている社員が、仕事を一生懸命頑張れるわけがない。

 今は忙しくないのにも関わらず、給料が当時よりはるかに良い。これはやはり、仕事=頑張らないといけないもの、お金=頑張って得るもの、という私の価値観・信念が崩壊したことによるのではなかろうか。当たり前のように思えることは、当たり前のように現実に起こるのである。

 そういえば、大学受験の時も、まあ絶対受かったな~と思ってたら受かったし、海外赴任の時も自分は行けるだろうな~となぜか根拠なく思い込めてたので、実際に行きたい国に行くことができた。やっぱり、起こると当たり前のように思えたことは、当たり前のように起こるんだな。

 なので、どんどん自分に都合の良い思い込み、価値観、信念を作っていこう。適当に仕事すれば、大金を稼げる。適当に生活してれば、心身ともにめちゃ健康になる。etc...